バナジウム

肌荒れの原因となる水

肌荒れに悩んでいる方で、水に触れると肌荒れが悪化してしまう、と感じたことがある人は少なくないと思いますし、主婦の方であれば毎日食器洗いをすることで手が荒れてしまったり、ということもあると思いますが、では、水に触れると肌が荒れてしまう原因はいったい何なのでしょうか?
人間の体はその体重の半分以上が水分で占められているといいますし、それは実際に正しいことで、厳密には体重の60%が水分であり、しかも、体を流れている血液などはそのうちの15%程度しかなく、残りの45%は細胞の一つ一つに含まれる水分が合わさったものであるのです。
ですので、水自体が肌にダメージを与え、炎症などの作用を引き起こしているとは考えてにくいです。

実は、肌が荒れてしまう原因は水の中でも特に水道水にあったのです。
水道水は普通の水には含まれていない成分を含んでいますが、それは、水道水が水道を流れる前に消毒されているからで、その消毒の際に使われる塩素というものが水道水中に残っているので、そこが普通の水とは違う点であるといます。
そして、水道水に含まれるこの塩素と呼ばれるものが肌荒れを引き起こす原因でもあるのです。

塩素は細菌を殺す効果を持っていますから、水道水を人間が飲める水にしてくれる効果もあるのですが、それが手などに付着してしまうと、手についている細菌までもが殺されてしまい、その結果として肌が弱くなり荒れてしまうことになるのです。
同じ理由からアトピーなどの症状が発症してしまう可能性もありますし、水道水には注意する必要があるのですが、水道水を利用することをやめてしまうのではなくて、水道水から塩素を取り除く方法を考えるのが経済的にも負担が少ない方法であるといえます。
たとえば浄水器と呼ばれる水を濾過してくれるものを蛇口に取り付けることで、水道水中に含まれる残留塩素をそこで完全に分離させることが可能になるので、手に触れても安全な水が蛇口から出てくることになりますし、塩素が取り除かれた分美味しい水を飲むことも可能になります。

このページの先頭へ